トマト黄化葉巻病診断キット Q & A
1.トマト黄化葉巻病診断キットについて
Q01
どのような方法のキットですか
Q02
キットの使用にはどのような器具や設備が必要ですか
Q03
トマト黄化葉巻ウイルスには多くの系統があるが、どれでも診断できますか
Q04
愛知系統、静岡系統、長崎系統、土佐系統の区別は可能ですか
Q05
検出感度はどのぐらいですか
Q06
感染直後でも検出できますか
Q07
診断のサンプルは何を準備すれば良いですか
Q08
検査環境、衣服の制約はありますか
Q09
キットはどのぐらいの期間保存できますか
Q10
黄色粘着板で捕獲したタバココナジラミからも検査できますか
Q11
どんな爪楊枝でも良いですか
Q12
トマト、タバココナジラミのどの部分を爪楊枝で突いたら良いですか
Q13
どのようなタイミングで使用すれば良いですか
Q14
陽性コントロールに感染性はありますか
Q15
感染が見つかった場合はどうすれば良いですか
Q16
検査環境の汚染除去の方法は?
Q17
希釈したり、容量を減らして使用できますか
Q18
検査後サンプルや使用済みの爪楊枝はどのように処分したら良いですか
Q19
技術指導をしてほしいのですが
Q20
偽陽性が現れることがありますか
2.トマト黄化葉巻病、タバココナジラミについて
Q21
トマト黄化葉巻病はどのような病気ですか
Q22

感染源はトマトだけですか

Q23

トマト黄化葉巻病およびタバココナジラミの発生状況はどのようにしたら分かりますか

Q24

タバココナジラミの駆除用薬剤はどこで調べれば良いですか

3.その他
Q31

個人でも購入できますか

4.上記以外のご質問はこちら
1.トマト黄化葉巻病診断キットについて
Q01
どのような方法のキットですか
A01
LAMP 法という遺伝子増幅技術によってトマト黄化葉巻ウイルスのDNA を増やす方法を利用しています。検査サンプル中にトマト黄化葉巻ウイルスが存在する場合にのみ DNA が増えて蛍光が発色します。トマトの葉や茎、媒介虫であるタバココナジラミなどを爪楊枝で突いてすぐに診断ができる非常に簡便なキットです。抵抗性品種の選抜、幼苗検定などに応用できます。

Q02
このキットの使用にはどのような器具や設備が必要ですか
A02
マイクロピペットおよびフィルター付マイクロチップ、60〜 65℃を一定時間保つ恒温器、UV 照射装置があればすぐに検査がおこなえます。

Q03
トマト黄化葉巻ウイルスには多くの系統があるが、どれでも診断できますか
A03
現在日本国内で発見されている愛知系統、静岡系統、長崎系統、土佐系統の全てを診断できるように設計されています。

Q04
愛知系統、静岡系統、長崎系統、土佐系統の区別は可能ですか
A04
全てを一様に検出するように設計しておりますので区別はできません。愛知系統、静岡系統、長崎系統を区別する方法については別途ご相談ください。

Q05
検出感度はどのぐらいですか
A05
100 コピー程度のトマト黄化葉巻ウイルス DNA を 1 時間で診断できることを確認しています。

Q06
感染直後でも検出できますか
A06
感染後、少なくとも 10 日間経過していれば確実に診断をおこなうことができます。

Q07
診断のサンプルは何を準備すれば良いですか
A07
苗の検査ならトマトの葉を対象とし、圃場で検査を行うならタバココナジラミを対象とするのが良いでしょう。また、トマト以外にも感染が知られている植物や、抵抗性トマト品種などからも診断できます。

Q08
検査環境、衣服の制約はありますか
A08
圃場からトマト黄化葉巻ウイルス、タバココナジラミを持ち込まないよう、着衣、手袋の交換をこまめにおこなってください。その他、各施設において適切な防除措置を執ってください。

Q09
キットはどのぐらいの期間保存できますか
A09
ご購入後、6 ヵ月以内にご使用ください。

Q10
黄色粘着板で捕獲したタバココナジラミからも検査できますか
A10
爪楊枝で直接突いて検査することができますが、粘着液を多量に持ち込むと誤判定の原因になりますのでご注意ください。

Q11
どんな爪楊枝でも良いですか
A11
市販の爪楊枝をそのまま使用できます。

Q12
トマト、タバココナジラミのどの部分を爪楊枝で突いたら良いですか
A12
トマトは頂芽または頂芽から 2、3 枚目の葉を突きます。また、感染が進行している苗については茎、根元など、ほとんどの部分にトマト黄化葉巻ウイルスが存在します。爪楊枝で数カ所を突いて診断をおこなうこともできます。なお、タバココナジラミは微小な昆虫なので、特別部分の指定はありません。

Q13
どのようなタイミングで使用すれば良いですか
A13
圃場においてトマト黄化葉巻ウイルスの感染が疑われる場合や、苗を定植する前に使用してください。

Q14
陽性コントロールに感染性はありますか
A14
陽性コントロールはトマト黄化葉巻ウイルスではありませんので、感染の心配はありません。

Q15
感染が見つかった場合はどうすれば良いですか
A15
専門の試験場等で詳細なウイルス検定を受けることをおすすめします。また、感染株は苗全体に感染が認められる場合があるので、疑わしい株は必ず根から抜き取り、ビニール袋等に密封して枯死させてから処分してください。感染していない葉や茎、実などもトマト黄化葉巻ウイルスおよびタバココナジラミの温床となりますので、絶対に露地に放置しないようにしてください。

Q16
検査環境の汚染除去の方法は?
A16
トマト黄化葉巻ウイルス、陽性コントロールなどで検査環境が汚染した際は、1 % 次亜塩素酸ナトリウム水溶液で拭き取ってください。

Q17
希釈したり、容量を減らして使用できますか
A17
希釈やスケールダウンは絶対におこなわないでください。

Q18
検査後サンプルや使用済みの爪楊枝はどのように処分したら良いですか
A18
二重にしたビニール袋にまとめてそのまま廃棄してください。検査環境の汚染を防ぐため、オートクレーブ高圧滅菌処理や焼却処理はおこなわないでください。

Q19
技術指導をしてほしいのですが
A19
弊社までご相談下さい。

Q20
偽陽性が現れることがありますか
A20
葉の持ち込みが多すぎると偽陽性が現れることがあります。
 

2.トマト黄化葉巻病、タバココナジラミについて

Q21
トマト黄化葉巻病はどのような病気ですか
A21

トマト黄化葉巻病はトマト黄化葉巻ウイルスの感染により引き起こされるウイルス病です。トマト黄化葉巻ウイルスが感染したトマトは葉の黄化や萎縮、生育不良を起こし、その結果、トマトの収穫量が減少します。現在、様々なウイルス防除対策が講じられておりますが、トマト黄化葉巻ウイルスを媒介するタバココナジラミは非常に微少な害虫であり、発見、駆除が困難であることから、被害は拡大の一途をたどっています。難防除病害であるため、早期防除対策が必要です。タバココナジラミを駆除し、早期に感染株を特定して廃棄してください。


Q22

感染源はトマトだけですか

A22

トマトの他にも、タバコ、チョウセンアサガオ、ペチュニア、ピーマン、ジャガイモ、インゲンマメ、トルコギキョウ、イヌホオズキ、エノキグサ、ノゲシ、ヒャクニチソウなどに感染すると言われています。


Q23

トマト黄化葉巻病およびタバココナジラミの発生状況はどのようにしたら分かりますか

A23

各都道府県および市区町村、公的農林水産試験場、JA などから常に最新の情報を入手してください。


Q24

タバココナジラミの駆除用薬剤はどこで調べれば良いですか

A24

独立行政法人農薬検査所ホームページ、農林水産省農薬情報ホームページ、各種種苗会社、農薬会社などから情報を入手してください。

   

3.その他

Q31

個人でも購入できますか

A31

原則としてどなたでも購入できます。

   
 
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