製品説明
カンキツグリーニング病診断キットは、LAMP法を利用してカンキツグリーニング病の病原細菌様微生物Candidatus Liberibacter asiaticus (Ca. L. asiaticus) を検出するキットです。きわめて感度の高い方法 ( LAMP 法 ) を利用していますので、カンキツグリーニング病の早期発見、防除対策に有効です。
カンキツグリーニング病とは
カンキツグリーニング病 (Citrus greening disease; Citrus Huanglongbing; HLB) はカンキツ葉の篩部に局在する細菌様微生物Candidatus Liberibacter subspieces によって引き起こされるアジア、アフリカ、アメリカの熱帯、亜熱帯地域におけるカンキツ類の重要病害であり、罹病樹では葉の黄化、落葉、果実の着色不良等の病徴が現れ、最終的に枯死に至ります。カンキツグリーニング病は接木の他ミカンキジラミ (Diaphorina citri) の媒介による拡大が深刻化しており、日本においても植物防疫上の重要侵入病害として警戒されていましたが、昭和63 年に沖縄県西表島で初めて侵入が確認されました。有効な抵抗性品種及び治療方法が開発されていないカンキツグリーニング病は極めて深刻な病害とされ、日本の他、アメリカ、ブラジル、アフリカ、東南アジアにおいても農業生産上大きな問題とされています。また植物防疫法では、沖縄県、鹿児島県の指定区域からのカンキツ類の苗木の持ち出しが禁止されています。罹病樹から健全樹への感染拡大を防止するためには罹病樹の早期発見、除去が不可欠となりますが、カンキツグリーニング病の病徴は要素欠乏症と類似しており、目視観察による判定が困難とされています。Ca. L. asiaticus の人工培地による培養が現時点で確立されておらず、有効な血清や抗体が存在しないため、PCR 法やLAMP 法による核酸増幅検査が行われています。
価格表
製品コード | NE0031 |
製品名 | カンキツグリーニング病診断キット |
包装単位 | 48テスト用 |
希望納入価格(税別) | 47,000円 |
製品コード | NE0033 |
製品名 | カンキツグリーニング病診断キット |
包装単位 | 192テスト用 |
希望納入価格(税別) | 153,000円 |
製造販売元 株式会社ニッポンジーン
納期 ・ 輸送方法
在庫がある場合、出荷日は2営業日後となります。
ドライアイス梱包で製品をお届けいたします。 到着次第できるだけ早く-20°Cフリーザーにて保存してください。
- 製品は株式会社ニッポンジーン(富山県)より発送となります。
- 運送会社はセイノースーパーエクスプレスとなります。
- 平日15時までのご発注分を当日受注分とし、受注日を「0日」でカウントいたします。
- 発送日は平日(月~木)となります。金曜および祝休日の前日は出荷しておりません。
- 出荷日翌日が土・日・祝休日となる場合は、お届け日が平日になる次の出荷日に発送いたします。
- 送料は別途かかりません。
有効期間
納品日より6ヶ月間が有効期間となります。