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JICA海外協力隊員のソロモン諸島での活躍紹介

高い志を持って、海外でのボランティア活動をされているJICA海外協力隊の皆さん。
そんな協力隊の中に「ファイトプラズマ病」と戦った青年の記事を見つけたので、今回はその活躍を紹介いたします。

 JICA海外協力隊(以前は青年海外協力隊)としてソロモン諸島に2018年から2年間赴任していた柳田さん。
赴任と同じタイミングで、隣国パプアニューギニアで爆発的に広がりをみせていた「ファイトプラズマ病」がソロモン諸島でも見つかり、感染植物の診断を出来るようにする事が柳田さんの任務となりました。
 しかしながら、赴任先のソロモン農業畜産省のバイオテクノロジー室は新設されたばかりで、PCR装置などは導入されていましたが、その装置を使いこなせる分子生物学の知識を持ったスタッフがいませんでした…。
まさにゼロからのスタートの状況で柳田さんが目を付けたのが、「-LAMP法乾燥試薬- ファイトプラズマユニバーサル検出キット」でした。
このキットは、室温での輸送や保管が可能なだけでなく、DNA増幅にLAMP法を利用している為、簡単な操作でファイトプラズマの検出を行う事ができるキットだったので、早速キットを日本から取り寄せる事にしました。

-LAMP法乾燥試薬- ファイトプラズマユニバーサル検出キット

最初は、分子レベルの操作に慣れてないスタッフとの衝突もありましたが、自ら率先してジャングルに入って採取したバナナをキットで検査するという姿を繰り返し見せながらサポートする事で、ついには現地スタッフだけでファイトプラズマ病の感染植物の診断が出来るようになりました!

詳細は、JICA海外協力隊 「クロスロード」をご覧ください。
https://www.jica.go.jp/volunteer/outline/publication/pamphlet/crossroad/202010/index.html (外部サイトにリンクします)

関連製品は以下をご覧ください。
DryADD™ファイトプラズマユニバーサル検出LAMPキット