私達の身近な野菜であるトマトが感染する病気、トマト黄化葉巻病はご存知ですか?この病気は放置するとどんどん広がってしまいます。そんなトマト黄化葉巻病を解説します。
あれ?トマトの葉が黄色い?
枯れている??
葉が小さくなったかな?葉が巻いている??
そんな症状が出ているとトマト黄化葉巻ウイルス(TYLCV)が原因の
【トマト黄化葉巻病】
かもしれません
『トマト黄化葉巻病の特徴』
上記の症状がある場合はトマト黄化葉巻病かもしれません。
トマト黄化葉巻病の感染株を見つけたらすぐに対処しなければ圃場全体に広がり、大きな被害がでてしまう可能性があります!
『トマト黄化葉巻病とは?』
トマト黄化葉巻病は、1990年代半ばに日本国内に侵入したトマト黄化葉巻ウイルス(TYLCV)により、トマトなどのナス科植物に感染する植物病で、トマト黄化葉巻ウイルスに感染したトマトは、葉の黄化や萎縮による生育不良を起こし、その結果、トマトの収穫量が減少します。
また、トマト黄化葉巻病の原因ウイルスであるトマト黄化葉巻ウイルスは、非常に微小な害虫である「タバココナジラミ」によって媒介されます。
タバココナジラミ対策をしていない場合は、圃場にトマト黄化葉巻病感染株が発生すると、圃場全体に一気に感染が広がる恐れがあります。
『どういう時に検査が必要?』
・トマト黄化葉巻病に罹患した植物は、葉の縁から色が薄くなり、表側にくるっと巻いたようになります。
そしてその巻いた部分が黄色く変わり、葉は不規則に縮れたような症状になります。最終的には株全体が萎縮します。(縮葉症状)
上記の症状を見逃さずに対処することで感染が広がるのを最小限に抑えられることとなります
『トマト黄化葉巻病の検査方法』
診断キットで簡便に検査が可能です
また、専門的な検査は難しいと思われる方には検査サービスもご用意しております。
『トマト黄化葉巻病が発生してしまったら』
万一、トマト黄化葉巻病に罹患した植物が見つかったら、苗全体に感染が認められる場合があるので、必ず根から抜き取り、ビニール袋等に密閉して枯死させてから処分してください。
また、感染していない葉や茎、実などもトマト黄化葉巻病ウイルスおよびタバココナジラミの温床となるので、絶対に露地に放置しないようにしてください。
なにか疑わしいな?と思ったらすぐに確認しましょう。
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